2006年秋、東武・信州駅巡りの旅(1)
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上り列車で堀切駅に到着し、駅舎から出ると、眼前には堤防の傾斜が迫っていた。階段を上がると荒川や、首都高の高架が望める。堀切駅は荒川と隅田川が非常に接近している部分にあり、二つの川を結ぶ水路も至近に見える。 |
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堀切駅は上下ホームが完全に別れていて、改札内に入ると、互いのホームを行き来する事ができなくなる。 下りホームの駅舎は都区内としては珍しく、素朴な木造駅舎が残っている。正面から見るのもいいが、上り線側から見ると、とても小さい事がわかり、奥行きの狭さがより可愛らしく見える。 |
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北千住駅から特急りょうもうで一気に館林駅へ。伊勢崎線、佐野線、小泉線が交わる東武の群馬県内の主要駅でだ。駅舎はモダンな時計塔を備え、縦長の窓のダイヤ状の格子も印象的。 |
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館林からは小泉線に乗り、まず篠塚駅で下車。近い内に取り壊されると聞きていて、私が訪問する時にはもう無くなっているかもと思っていたが、まだ健在だった。だが、駅には「駅舎改築中…」の張り紙があり、真横には新しい待合室が完成目前だ。この駅舎は本当にもう長くないのだろうなあ。 |
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駅舎と長年、慣れ親しみ幾年も季節を共に過ごしてきた蔦も、遂に駅舎と共にこの世から消え去ろうとしている。 |
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そして、小泉線の終点、西小泉駅へ。ローカル線の終端駅にしておくのが惜しい程、威風堂々とした駅で、ついさっき訪問した館林駅より貫禄を感じさせた。ズームレンズを24mmにし、ぎりぎりまで下がり真正面からなんとか全容を収める。 |
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大泉町にはブラジル人労働者が多く住み、駅前にはブラジル人向けの店、広告や表記もチラホラ。駅前にはブラジル人向けの商店もある。アイスクリームが欲しくて中に入ってみたのだが、香辛料のせいかもう臭いからして、日本のものではなく、一瞬にしてブラジルに迷い込んだと錯覚させられた。 ブラジル的なムードのある駅前の中、特に目に付いたのが、国際電話関連の広告だった。やはり遠く離れた故郷と、そこに住む親しい人々が恋しいようだ。 |
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西小泉から館林行きの列車に乗り、東小泉駅で太田市方面行きの列車に乗り竜舞駅で下車。無人化されているが、ここにも昔ながらの木造駅舎が残っている。 窓口跡からガラス越しに駅務室内をパチリ。JRの無人化された木造駅舎は、駅務室が汚れ雑然とし、、廃れた印象が強いが、東武ではどことなく人の息吹が伝わってくる。抜き打ち改札で、時々社員の方の出入りがあるのだろうが、無人化されている割には、掃除が行き届いている。 |
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木造駅舎も印象的だったが、強烈だったのが駅近くにあるシュールなこけし達。この表情、素敵過ぎ!こういう風景大好きです(笑)。しかも顔があるのは左端のこいつだけで、あとはのっぺらぼう。駅から伸びる道の突き当たりに唐突に立っているのだが、この先が畑で、道と間違われ突入されるのを防ぐという立派なお役目を果たしている。 |
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伊勢崎を目指す途中、世良田駅で下車。古民家のような味わい深い佇まいに引かれ、予定していた列車を見送り駅舎を堪能。駅舎の目の前は住宅分譲地のようだが、まだ数軒しか家が建っていなく、線路の反対側は工場で、駅周囲にそれ程住宅が多くはなかった。 |
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東武鉄道の無人駅では、駅前の商店などで切符の委託販売をしている事が多いようだが、世良田駅では100m位離れたところの民間駐輪場が切符の販売所だ。少し離れているが、「きっぷ」と大きく書かれているので解りやすい。 |
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そして、剛志駅でも下車。秋になると17時過ぎには真っ暗になってしまう。今回の旅では、三脚を持参しなかったため、ISO400のリバーサルフィルムをISO800に増感し、レンズの絞りは開放付近にし、シャッター速度は手持ちの限界まで下げて撮影。剛志駅は他の東武の木造駅舎より奥行きと高さがややあり、ややずんぐりむっくりとした印象。 |
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駅は帰宅する学生達で賑わっていた。列車交換の合間を惜しみ、女子高生達はおしゃべりに夢中。彼女達のありふれた青春の1ページが、何故かまぶしく幻想的に私の目に映った。 その後、伊勢崎駅まで行き、両毛線、長野新幹線と乗換え軽井沢駅の近くのホテルにこの日は宿泊。途上で安中榛名駅を初めて見たが、ほぼ満席の車内からは誰も降りなく、ホームで列車を待つ人も居なかった様子…。う〜ん、噂に違わぬ秘境駅。 |
| Station Photographs‐駅と駅舎の写真館‐(C)solano. |