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豊川稲荷境内 豊川稲荷に入ると、一点の赤い物体に目が吸い寄せられる。そう、丸ポストだ。社務所と思しきの玄関の入り口に立つ丸ポストは、ちょっと変わっていて、円形の投函口のある円形の部分の縁に枠のようなものがあり、中には縁に沿って中華の皿によくありそうな模様が描かれ、円の真ん中におなじみの〒マークがある。投函口の下の「郵便」の文字は「便郵」と右読みで書かれている。このポストは通称「丸型庇付ポスト」呼ばれ、1912(明治45)年から昭和12(1937)年まで、製造、設置されていたものだ。web上での報告例は10あるか無いかという程、とてもレアな丸ポストだ。 [2006年5月訪問](愛知県豊川市) |
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奥町駅(名鉄尾西線) 大正3年築の木造駅舎。以前にも訪問した事があるのだが、駅舎を取り囲むように駐車する客待ちのタクシーが障害となり、駅舎の前景をうまく捕らえた写真を撮影する事が出来なかった。駅舎の写真を撮り直したく、再び奥町駅に足を向けてみた。近場という事で、気軽に、撮影に行く気になれたのだろう。いざ着いてみると、やはりタクシーが停まっていたが、程なくして、駅から出てきた乗客を乗せて行った。 念願かなって、遮るもの無く、駅舎に対峙する事ができ、カメラを構えた。改めて見てみると、くすんだ古い駅舎がファインダーを占める中、出入り口脇の丸ポストが、鮮烈な赤色を放っているのにハッとさせられた。前もこんなに印象的だっただろうか…。不思議な気分になりながらシャッターを切った。 [2003年7月訪問](愛知県一宮市) ※当サイト内奥町駅訪問記(古く美しき駅舎) |
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奥町駅の駅舎が取り壊されると聞いた。あの素朴な駅舎が遂に無くなるのかととても残念に思ったが、同時に丸ポストはどうなるのかと思った。 気になって奥町駅を再訪してみた。木造駅舎は伝え聞いたとおり、既に無くなっていた。脱力感に包まれながら駅の改札を抜けると、そんな私を慰めるかのように、丸ポストが目の前に飛び込んできた。移動されながらも、丸ポストは見事に健在だった。 [2007年4月訪問] |
| Station Photographs‐駅と駅舎の写真館‐ (C)solano. |