![]() 奥町駅駅舎。古い駅舎には丸ポストがよく似合う。 |
初訪問[2001年,11月] 弥富−玉ノ井間の尾西線は、運行上、新一宮駅を境に、実質的に別系統になっている。両区間の列車は、新一宮駅の一番ホームを共有し、南半分を津島・弥富方面行きが、北半分を玉ノ井方面行きが発着している。その後者の玉ノ井行きの列車に乗った。 5分ちょっとで、目的の奥町駅に到着した。運行は約30分間隔と、ローカル線的なダイヤだが、夕方で、一宮市中心街、名古屋市に近い事もあり、多くの乗客が下車し、駅は賑わう。 奥町駅には、1914(大正3)年築で、尾西線の前身、尾西鉄道時代に建てられた古い木造駅舎がある。ギザギザとして軒飾りや、ファサードの木製の庇が印象的な駅舎だ。そして、その庇の横には赤い丸ポストが鎮座している。古い木造駅舎には丸ポストがとてもよく似合う。 駅を見渡せるで位置で、駅舎全体をフィルムに収めようとしたのだが、客待ちのタクシーがなかなか居なくならない。仕方ないので、タクシーに被られながら駅舎を撮影する。近場なので、また来る機会もあるだろう。 古い木造駅舎だからと言って、古いものばかりでない。改札横の一角には、何故か奇妙でユニークなオブジェがあり、目を引く。花壇の後ろにはカカシがいて、Tシャツに編んだ帽子をまとい、果実や金属の首飾りをしたトロピカルないでたちだ。その他、切り株の椅子のようなもの、軽くペイントされた石、柿の実を付ける枝などが置かれ、背後には植物も植えられる。これはもはや、アートの域に達しいる!…のかもしれない。一体誰がこれを作ったのだろう。まさか駅員さんが手間隙かけて…、だろうか? |
![]() 構内・改札横にある謎のオブジェ。 |
![]() 奥町駅駅舎。周囲にタクシーが待機している事が 多いが、運よく被るもの無く前景を撮影する事が出来た。 |
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![]() 駅舎内の窓口と改札口付近。 |
再訪[2003年,7月] 初回の訪問から約1年8ヶ月が過ぎた頃、名古屋駅に来たついでに、奥町駅にでも行ってみようと思いついた。いつも使っているバックには、コンパクトな単焦点レンズ・ペンタックスFA43mm Limitedを付けた愛用機MZ-3を忍ばせている。 前回タクシーに被られ、思うように駅舎の写真が撮れなかったので、人の少なそうな昼を選んだ。しかし、折角来たのに、またタクシーに被られたら骨折り損だなと不安に思いながら、玉ノ井行きの列車に揺られた。 奥町駅に着き、改札を通り、駅舎の外に出ると、側らにタクシーが1台控えていた。やっぱりまたかと思いながら、1台だからすぐにいなくなるかもと期待し、待ってみた。駅舎を見渡せる位置に立ち、写真の構図を考えていると、私と同じ列車に乗ってきたと思われる人が、そのタクシーに乗り込んだ。タクシーは駅から去り、駅舎を遮る物は無くなった。来て良かったと思いならが、カメラを構えた。 改めて駅舎を見渡すと、地味で素朴な木造駅舎が佇む中で、駅入口に設置された昔ながらの丸ポストが、鮮烈な赤色を放っている風景にハッとさせられる。前回の訪問でも、この丸ポストは同じ位置にあり、木造駅舎によく似合う風景だなと思っていたのだが、これ程までに印象的だっただろうかと思わせる程のコントラストだ。前回の訪問から記憶が薄れていたのか、それとも、タクシーが駅周りを取り囲んでいたため、前回は気付かなかったのだろうか…。 引き返そうと、改札を通った時に、右手前にある、例の花壇を見てみた。前回とは、“展示内容”が変っていて、カカシだった部分には絵が掲げられ、背後の花壇には白やピンクなどの可愛らしい花が咲いている。以前カカシの横にあった木は、倍の大きさに成長していた。これは誰が作っているのか気になって、駅員さんに尋ねると、地元の方がボランティアでやっているとの事だった。木造駅舎、丸ポスト共々、この花壇もいつまでも手入れされ、人々の目を楽しませて欲しいものだ。この花壇を楽しみに、時々、奥町駅に立ち寄ってみるのも、いいかもしれない。 |
![]() 前回とは違う今回の花壇。 |
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| Station Photographs-駅と駅舎の写真館- (C)solano. |