![]() 三木鉄道の終点、三木駅へ。同線では石野駅、別所駅にも木造駅舎が残っているが、三木駅はそれらの駅を上回る規模を持ち、車庫などもある構内も広めに取られ中心駅の風格を漂わせる。だが、2008年3月31日を最後に廃止となってしまう。国鉄から第三セクターに転換後も経営は思わしくなく、三木市の財政状況も厳しく、2006年の市長選で三木鉄道廃止派の候補が当選すると、廃止への流れは一気に加速した。 |
![]() 車寄せや屋根の瓦が特に印象的。瓦屋根が残っている駅舎は意外と少ない。車寄せの下には、廃線を告知する手書きの看板が置かれ、物悲しさを更に重ねる。廃線後、この名駅舎はどうなってしまうのだろうか…。 |
![]() 車寄せの横には、こんな池庭が残っている。タクシーや電話ボックスに隠れて目立たないが。廃線後はこの庭もやはり廃れてしまうのだろうか。 |
![]() 池庭の周りは木々が植えられ緑豊かで、駅務室の入口に鳥の形に刈られたほのぼのとしてしまう植木も。ただ、せっかくとあれこれと植木や池庭を整えても並んだタクシーに隠され、目立たない存在なのがもったいない。 |
![]() 主要駅と言っても、三木市の中心地はここから徒歩で約15分離れた神戸電鉄の三木駅の方だ。住宅が多いが、駅舎の威容に比して駅前や駅周囲はひっそりとしている。列車の本数は少なく、タクシーの運転手も手持ち無沙汰でヤクルトのおばさんと立ち話に興じていた。 |
![]() 駅舎正面の右側には、貨物用のホームと古い木造の上屋が残り、駅に風格をそえているかのよう。現代の視点から見ると、いちローカル線にしてはなかなかの規模を持ち、駅舎共々、中心駅の昔ながらの造りをよく残していると言えるのだろう。大きな上屋は、今では自転車置き場として役立っている。 |
![]() 駅舎左側はかつてのレール終端部と思われ、こちらにも、貨物用ホーム跡や木造の上屋が残り、貨物の取り扱いが盛んだった頃を偲ばせる。今では駐車場や備品置き場などに使われている。 |
![]() 改装されているが、昔ながらの雰囲気を残した窓口と改札口。 |
![]() 待合室。寄贈された沿線風景や、三木鉄道での子供の体験学習の様子を写した写真などが飾られている。 |
![]() 駅舎に寄り添う桜の木が秋の色へと変わっていた。この桜の木は、こうして今、三木鉄道最後の秋を過ごし、春には淡く色付いた花が最後の列車を見送るのだろう。 [2007年10月訪問](兵庫県三木市) |
| Station Photographs‐駅と駅舎の写真館‐ (C)solano. |