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苅安賀駅旧駅舎(名鉄・尾西線、洋風木造駅舎)


名鉄尾西線、苅安賀駅駅舎

 奥町駅再訪後、フィルムが余っていたので、尾西線新一宮駅以南にも足を伸ばしてみた。車窓から見た駅舎に引かれ苅安賀駅で下車。駅は尾西鉄道時代、1900(明治33)年1月の開業。駅舎は昭和2年築。駅名看板の上にある丸い窓のような遺構が気になる。
 
苅安賀駅駅舎(ホーム側から)

 ホーム側から駅舎を見る。可愛らしいコンパクトな造りながらも、どことなく洋風の雰囲気を漂わす木造駅舎。国鉄の木造駅舎はローカル線でも、この駅に較べると、広い駅務室を持っている事が多い。この駅は必要最小限の大きさで、昔の私鉄の小規模駅舎らしい造りだ。無人化され駅務室にはカーテンが引かれている。一宮中心地だけでなく、名古屋にも近いためか、周囲には住宅が建ち並ぶ。
 
苅安賀駅に入線した列車

 尾西線は佐屋‐森上間以外は単線。苅安賀駅は単線区間にあるが、列車交換ができる相対式ホームの構造。下りホーム側の背後には桜の木が並んでいる。
 ここで、フィルムを使い切り、残念ながら撮影は終了に…。

[以上、2003年7月訪問]
 
駅舎内の待合所

 やはり苅安賀駅が気になり、約1ヵ月後に再訪。印象的なのが、この小さな待合室!5人も入れば超満員。今は吹きさらしで、まるで東屋のようだが、昔はしっかりとした扉があり、待合室内には切符を売る窓口、木製の改札口なんかもあったのだろうか…。
 
駅の裏手。廃品が寄せ集められていた。

 裏手に回ると廃品が集められていた。名鉄の旅行パンフレットのラックはすっかりと錆付いていた。
 
かつての時刻表

 ラックの足元には、昔の駅構内の案内看板が捨てられていた。途切れ途切れの文字は「弥富方面 のりば」と読める。苅安賀駅のものだったのだろうか…。良く見ると、何と駅の時刻表だった。丈夫な鉄の板だったから捨てるのが惜しく、コスト削減で、上から塗り潰して再利用したのだろう。でも、今ではどっちみち捨てられてしまったが…。

[2003年8月訪問](愛知県一宮市)
 

Station Photographs‐駅と駅舎の写真館‐ (C)solano.