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上神梅駅(わたらせ渓谷鐡道・木造駅舎)


上神梅駅、駅舎。

上神梅駅駅舎正面。
 
 足尾線から転換された第三セクター鉄道・わたらせ渓谷鐡道(わてつ)に乗り、終点の間藤から折り返して来る時、大間々駅の一つ手前の木造駅舎が気になり、大間々駅で降りると、再び下り列車に乗り、その駅「上神梅」で降りた。かつての駅事務室が「カラオケスタジオ」となっている以外は、外観にこれと言った修繕箇所は目立たず、よく原形を保っていると思われる。待合室の窓は木枠だ。木製の改札口も古びたまま、駅舎内の他、駅舎外にも設置され、レトロさが漂う。でも何よりも、駅舎の壁の木目が露わになっている様が、木造駅舎という木の空間にいる事を実感させ、心地よくさえ感じる。年輪ような輪だったり、くねっていたり、うねっていたりと、同じ文様は一つも無い。素朴な雰囲気の木造駅舎が未だに現役でも、塗装によって損をしているなと感じる事はよくある。茶色く塗られていれば、木の雰囲気はあまり損なわれないとは思うが、やっぱり素のままの木には、より引き付けられるものがる。

 無人化されて久しいのか、窓口は板で塞がれていて、その周囲は掲示物で賑やかだ。わたらせ渓谷鉄道からの業務案内から、観光ポスターなどがあるが、「わたけいよいとこ新聞」という、子供が制作した新聞風の、わたらせ渓谷鉄道の沿線案内が目を引く。「Aグループは上神梅駅の9時27分の電車にのりこみ・・・」で始まっている所を見ると、地元の小学生が自由課題か何かで、わてつをとり上げたのだろう(「電車」はご愛嬌!)。運転士や駅員に関するレポートや、水沼温泉と足尾銅山観光という、わてつ沿線の2大名所の訪問記が、手書きの文や、イラスト、張りつけた写真で構成され、子供らしさと手作り感覚溢れる楽しい内容となっている。そう言えば、私もクラスメイトとこんな学級新聞を作ったなあと、遠い昔の思い出が頭の中にふと甦った。

[2003年1月訪問](群馬県山田郡大間々町(訪問時)。現在はみどり市)

 
駅出入り口

駅名の看板。
 
駅舎左側

駅舎を左側から。使い込まれた、据付の木製ベンチがある。
 
木製の改札口

古びた木製の改札口。駅舎外にもあった。
 
カラオケスタジオ

旧駅事務室はカラオケスタジオに。室内にはトロフィーや
表彰状なんかも飾ってあった。
 
上神梅駅、駅舎内部

駅舎内。窓口跡付近は掲示物で賑やか。
わたけいよいとこ新聞

掲示物のひとつ「わたけいよいとこ新聞」。
 

Station Photographs‐駅と駅舎の写真館‐ (C)solano.