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糸魚沢駅(JR北海道・根室本線(花咲線)、木造駅舎)


糸魚沢駅ホーム

 根室駅から折り返して糸魚沢駅で下車するつもりでいたが、寝過ごしという失態を犯してしまい、気が付いたら糸魚沢駅のホームから離れてるところだった。厚岸駅で上下列車の交換があり、すぐに下り列車に乗り移って何とか訪問する事が出来た。実は最近、こういうポカをするようになってしまった。列車の揺れが眠気を誘ったのか…、それとも前夜が夜行で睡眠の質が十分で無かったため疲れが出たのだろうか…。多分、年で疲れ取れ辛くなったんだろうなぁ…。
 
糸魚沢駅駅舎

個性的な形状をした糸魚沢駅の木造駅舎。ホーム側と駅舎正面で、屋根が互い違いに段状に配置され、ホーム側の方が一段高い。ホーム側に落ちていく屋根は、そのまま軒として駅舎から少し突き出ている。
 
駅舎の採光窓

段差が出来た部分には採光窓が取り付けられている。
 
旧駅務室
 
旧駅務室を窓越しに撮影。埃っぽく汚れているが、窓口跡など原型をよく留めている。棚に並べられた湯呑が、かつてここには人がいた痕跡を生々しく伝えている。
 
糸魚沢駅待合室

 現在は無人駅となり、待合室は綺麗に改装されているが、小荷物受付窓口跡の台が一部残されている。段差部分の採光窓を見ると、駅舎内はさぞ天井が高いのだろうと思ってしまうが、待合室も旧駅務室も特にそうではなく、ごく普通の高さだった。ではなぜ糸魚沢駅ではあのような構造の屋根が採用されたのだろうかと不思議に思う。元々、天井は高かったが、改装されて天井が低くなったのか。それとも、屋根裏を倉庫として使うために、屋根のデザインに段差を設ける事により、スペースを確保したのだろうか。そして、屋根裏に用事がある時は、梯子で上ったのだろうか。
 
駅前の国道44号線

 糸魚沢駅前の集落。国道44号線が通り、商店や簡易郵便局もある。厚岸駅−霧多布温泉間の路線バスが通っていたが、2006年に廃止されてしまった。
 
糸魚沢駅・」駅舎ホーム側

 駅に戻ってきてホーム側を眺める。パステルグリーンに塗られているが、徐々に剥げ元の木面が姿を覗かせている。JR北海道の駅舎のホーム側は、縦長の駅名看板が多く掲げられている場合が見られ、糸魚沢駅にも柱に駅名看板がいくつも取り付けられていた。だけど、こんな小駅に広告(というか自社のロゴ)を出してしまうサッポロビールはなかなかすごい。無料ではなかっただろうに…。さすが北海道を起源とし根ざしている会社だけはある。
 
方角をしめす看板

軒の上には方位を示す星状の板が張り付いていた。
 
軒を支える木製の柱

柱の上部は軒と一体になり補強されていた。木造の壁面の古び具合に比べ、柱はそんな感じはせず、むしろ、まだ新しさを残す質感があった。コンクリートの土台も、使い込まれていない明るい灰色だった。近年、改修され柱が取り替えられたのだろう。


[2007年2月訪問](北海道厚岸郡厚岸町) 

Station Photographs‐駅と駅舎の写真館‐ (C)solano.