![]() 余った青春18きっぷの消化試合で、近辺の路線を乗り歩いている時に、ふらりと降りた駅。2面2線のホームは長くて広く、「本線」なだけはあり、かつては賑わっていただろう事は偲ばれる。だけど、今では数両のディーゼルカーが一時間に一本程度やってくるのみだ。 |
![]() 駅舎は回廊のような軒を備える木造駅舎で、和風でやや大型な事もあり風格を漂わす。1923(大正12)年築との事。木造の車寄せに、「一身田駅」と描かれた木の駅名板が掲げられ、レトロさを漂わせている。 |
![]() 味のある木造駅舎に丸ポストが映える…、と言いたい所だが、やや行き過ぎたと思われる改築のため味≠ニいうものは今一歩。木の格子状の窓が新しいのか、再塗装されているのか、古さが醸し出す味が無いのは仕方ないとして、外壁が新建材なのは興醒め。全景を見ると趣深いが、近付いて見ると…、というのが正直な感想。 |
![]() 列車まで時間があり、駅から少し歩いてみたのだが、江戸時代を思わせる昔ながらの古い建物が多く残る印象深い町並みだった。一身田は専修寺を中心に発展した寺内町で、寺内町を囲っていた環濠が、現在でもほぼ残っている事は特筆に価する。その歴史は15世紀半ばに始まり、環濠が形成されたのは、それより後の16世紀末と言われている。いつか改めて町並みを見に再訪したいものだ。ちなみに一身田寺内町へは、紀勢本線の一身田駅だけでなく、伊勢鉄道の東一身田駅が1km未満、近鉄名古屋線の高田本山駅が1kmちょっとと、各駅からも結構近く、鉄道が意外と充実している所だ。行きは伊勢鉄道、帰りは近鉄線と言った、乗り鉄も楽しめながら訪問できるのは、レールファンの私には大いに興味深い。 [2002年1月訪問](三重県津市) |
| Station Photographs‐駅と駅舎の写真館‐ (C)solano. |