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青部駅(大井川鐵道・本線、木造駅舎)


青部駅ホームと廃ホーム

元近鉄の特急型車両に乗り青部駅で下車。現在は一面一線の駅だが、ホーム跡が残っている。短さから見ると、側線にある業務用ホームと言ったところだろうか。
 

青部駅駅舎ホーム側

そしてホームと線路から道路一本隔て、木造駅舎が建っている。不自然な空間の取り方だが、先程のホーム跡を考えると、元々2面2線以上の構造は有していたが、不要となりレールが剥されたため、ホームと駅舎の間に空間が出来てしまったのだろう。
 

駅構内の廃倉庫

駅構内に荒れ果てた廃倉庫も残ってた。
 

青部駅駅舎。

青部駅駅舎。押縁下見のシンプルな木造駅舎で、大掛かりな改修の跡は見受けられず、原型をよく保っていて味わい深い。
 

青部駅待合室

待合室内部もほどんど改修されていないありのままの造形を保っている。段差の違う窓口があり、昔は貨物も取り扱っていたのだろう。だけど、色々な物が雑然と放置され、まるで倉庫のよう。そのせいか乗降客にあまり利用されているようには見えない。きちんと整備すれば、快適に待合室を利用できるのはもちろん、田野口駅同様、映画などの撮影に使えるような趣き深い空間になるのだが。むしろ、余計な改修が施されてない分、青部駅の方が、私はすごいと思うのだが。
 



かつての窓口の内側・駅務室。何故かコーラの冷蔵庫が放置されている。壁にはモノクロのSLのカレンダーが掛けられているが、1977年のもの。何と、今から30年前…。奥の部屋は畳が敷かれ障子も見える。駅員用の宿直施設だったのだろう。
 



こうして待合室からホームを見ると。大した距離ではないが、いかに離れているかを感じる。駅舎の待合室で待ち、列車が来て慌ててホームに移動するなら、最初からホームで待っていた方が面倒でなさそうで、駅舎内の待合室が荒れてしまうのも納得する。
 



駅の周囲は小高い山や茶畑に囲まれたのどかな眺め。
 



駅に元南海電鉄で活躍したズームカー、21001系が入線。桜の花咲く木造駅舎に、未だ活躍する古老のような車両…。タイムスリップしたような古き良き日本の駅風景に心癒される心地。


[2007年4月訪問](静岡県榛原郡川根本町)

Station Photographs‐駅と駅舎の写真館‐ (C)solano.