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駅景−No.1〜10



No.1

高山本線・上呂駅(木造駅舎)


車窓から見た、渋く濃い茶色い色調の

木造駅舎が気になった。

どうしても、この駅を見たくて、

帰路の途上で下車した。

日は山の背後に隠れようとしている時で、

駅舎は夕日に彩られていた。





(JR東海・高山本線・上呂駅)
→訪問記


No.2

名鉄尾西線・奥町駅に立つ丸ポスト


大正時代築の駅舎の入口横に、昔ながらの

赤い丸型ポストが佇んでいた。

ある時、駅舎全体を見渡してみると、

その丸ポストが鮮烈な赤を放ち、

素朴な駅舎と強烈なコントラストを

成している様に目を奪われた。





(名鉄尾西線・奥町駅)【→訪問記


No.3

山陰本線・湯里駅。「レインボー山陰」ステッカー


鹿児島まで新幹線が伸びた今の時代だが、

この駅に足を踏み入れた時、まるでここだけ

時が止まったままなのような錯覚に陥った…





(JR西日本・山陰本線・湯里駅)【湯里駅旧駅舎訪問記


No.4

小湊鉄道/いすみ鉄道・上総中野駅


元旦、列車に揺られて終点の無人駅に降り立った。

駅前は近所の住人で賑やかで、宙には

いくつもの羽根がカーンという音と共に舞い、

大人も子供もその羽を一生懸命追う。

甘酒とみかんが振舞われていて、よそ者の

私にも勧めてくれた。あつあつの甘酒を

すすりながら、ああ、正月っていいなあ

としみじみと感じた。



(小湊鉄道/いすみ鉄道・上総中野駅)


No.5


JR西日本東海道本線・灘駅

震災で多くの建物が倒壊した中、

戦前生まれのこの小さな駅舎は耐え抜いた。

そんな激動を経てきたせいだろうか…

特徴的な半円の窓の影が駅舎内に刻まれると、

荘厳さに似た何かが、この空間には

あるような気がした…

(JR西日本東海道本線・灘駅)




No.6

JR東日本大糸線・有明駅


2005年、冬の雪国の旅。

外は寒く、雪や曇り空の下、列車に揺られた。

有明駅で列車から降り、あたりを見回すと、

天を覆う雲の間から

光が漏れ青空が姿を覗かせていた。



(JR東日本大糸線・有明駅)



No.7


下切駅(JR東海、太多線)に咲く桜の花

東海地方で桜が満開の時期、

ホーム沿いの桜並木でちょっとは知られたこの駅に降り立った。

しかし、期待に反し、この駅だけ、まだ冬であるかのように

桜の花は咲かず、葉さえも生えていなかった。

でも、よく見ると、あまたの枝に埋もれるように、

所々で薄いピンク色の花が咲いていた。


今思えば、それは桜の木々達の最期の輝きだったのだ…



(JR東海太多線、下切駅)【⇒訪問記へ





No.8


長野電鉄・長野線、信濃竹原駅

この駅の、顔たる駅舎正面の出入り口を見た時、

古さから来る何ともいえない渋みに圧倒された。

それは、この駅が時代を生き抜いて、

なお、ここに居る事を

私に語り掛けてきているかのようだった。



(長野電鉄・長野線、信濃竹原駅)




No.9

南海・高野線汐見橋支線、西天下茶屋駅


この駅で降り立ち、最初に目にした光景は、

民家に囲まれた、行き止まりの小さな空間だった。

駅と繋がった生活の息吹が漂う空間を眼前にし、

異空間に降り立ったような不思議な気分を覚えた。



(南海高野線汐見橋支線、西天下茶屋駅)


No.10

JR北海道・石北本線、西女満別駅

そう言えば、さっきまでは、

雲の上に居たんだなあ…



(JR北海道・石北本線、西女満別駅)【→訪問記

Station Photographs-駅と駅舎の写真館-(C)solano.